悩みや不安は消えることなく、毎晩のように襲ってきます。この悩みを少しでも軽くするために効果のあった具体的な方法を共有したいと思います。
目次
悩みは消えない・逃げられない
ベッドの上で動けなくなる
去年の春、心身ともに限界が来てしまい、軽いうつ状態になってしまいました。
全く仕事が手が付かず最低限のやるべきアイテムだけを片付けて、あとはベッドの上で天井を眺める日々でした。今までの業務の貯金とリモートワーク、あとは全く申請していなかった有休を使い、どうにか「仕事をしている風」を演じることはできましたが、ここまで全く脳が動かなかった経験は初めてでした。
回復後も不安が襲う日々
幸いなことに、今はベッドの上で固まることはなく、普段通りの生活に戻ることができました。それでも「あの状態がまた再発したらどうしよう」という不安は襲ってきます。
趣味もない、特技もない、他人に自慢できるものもない。そんな空っぽの自分の唯一のアイデンティティが「仕事」でした。にもかかわらず、その「仕事」ができなくなってしまったので、もう絶望とパニックです。寝る前のタイミングは最悪で、悩みや不安が頭の中をグルグルと永遠に回っていました。
悩みがやってくるタイミング
タイミングの共通点とは?
この9か月、自分の頭の中が悩みに支配される状況を振り返ってみました。そこから共通点を探すと以下の3つにまとめられます。
- 時間に余裕ができたとき
- お腹が空いているとき
- 寒いとき
① 時間に余裕ができたとき
仕事が忙しく納期に追われているときは、あまり悩みに襲われることはありませんでした。目の前の業務を片付けることで必死、気づいたら深夜、ベッドに入り一日が終了。その生活が良いか悪いかはさておき、何かに熱中しているときは不安が遠くにあるように感じました。
逆にプロジェクトが終了し、ほっとしたときに、「次はうまくいくか?」「期待値が上がっているのでは?それに応えられるか?」と、ありもしない妄想をしてしまい、不安が増幅していました。
② お腹が空いているとき
お腹が空いているときはイライラしてしまったり、小さいことに不安になることが多いです。こう書くと理性もない動物のような自分ですが、お腹が満たされない状況は、やはり精神的にも不安定な状況になってしまうものです。
③ 寒いとき
最後は、環境が「寒いとき」です。部屋の温度が低いと身体に負荷がかかるのか、不安で寝付けないことが多かったです。とくに11月から2月で不安になる場合が多かったですね。
悩みを軽くする対処法
悩みで心が殺されないために、様々なことにトライしました。その中で効果が出たことは以下の3つです。
① 悩む前にご飯を食べる
軽いうつ状態のとき、家内がよく近所の喫茶店のモーニングに連れて行ってくれました。喫茶店に行く習慣もなかったので、平日の朝から外食するという行為は、とても新鮮な気分でした。
不思議なことに、温かい食べ物を食べ、コーヒーを飲む。ただそれだけで不安がすっと薄くなりました。ご褒美にスイーツまで食べると、「まぁいいか、どうにかなるやろ」と、自分を取り巻く状況は変わっていないのですが、悩みや不安を軽くすることはできました。
② 部屋の温度を上げる
これも単純ですが、寒いとネガティブになりがちです。ずっとベッドにいると電気代もったいないと思い、エアコンを消してしまうことがありますが、これはNG。自分が思っている以上に身体へのダメージは脳にも影響します。
③ 悩む時間を決める
悩みは消えませんし、逃げても逃げられません。ただ、1日中悩んでいたら心が持たないので、いっその事時間を決めてしまいます。
「俺は今から悩み事をするぞ。ただし夜の22時までだ」と宣言します。
別に誰に約束するわけではないのですが、これが意外と効果があります。
悩みは悩んでも解決しない内容が多いですし、時間に比例し解決策がブラシュアップされるものでもありません。ずっと脳みそをグルグルしているだけです。ですので、「今から悩む。ただし時間はここまで」と決めてしまいます。なぜか時間制限を設けると、それ以降は悩みが強く襲うことはありません。これは不思議です。
今のところ上記3つが悩みを軽くするのに効果が出ている方法です。
まとめ
去年、軽いうつ状態になり、仕事が手につかなくなってしまいました。
- 心身共に限界が来ると人間は何もできなくなる
- 不安が襲ってくるタイミングは3つ
- 食べる、温度管理、時間を決めるが効果大
悩みや不安を軽くする方法をたくさん試しました。結果として効果があったものは、①悩む前にご飯を食べる、②部屋の温度を上げる、③悩む時間を決める、の3つです。3つともお金も時間もかかりません。悩みで心が壊れる前に、まずは一度やってみてはいかがでしょうか。
無理せずマイペースです。大丈夫です、なんとかなります。
▶ リンク:心の余裕を手に入れる