断捨離はとてもメリットが多いのですが、デメリットが一点だけ。仕事のモチベーションが落ちていきます。なぜ、物を減らすと仕事のやる気に影響するのか、その背景と対処方法をまとめます。
目次
メリットだらけの断捨離にデメリットはあるのか?
まず、断捨離を2年間続けた感想ですが、めちゃくちゃメリットがあります。やった方がいいです。強くおすすめします。この感想は変わらないです。
ただし、デメリットはゼロではないです。
「足るを知る者は富む」と言いますが、本当に資産が増えます。増えますが、反比例して仕事は「無理しなくてよくない?」の省エネモードになります。
この記事では、断捨離を続けるとなぜ仕事が省エネモードになるのか、そのモードから仕事と自分との距離感をどう見つめ直していくべきかを共有したいと思います。
断捨離はメリット大、強くオススメ
デメリットの話をする前に、断捨離は非常に多くのメリットがあり、強くオススメします。
物であふれていた自宅は見違えるほど綺麗になりました。「生活に必要な物」って、こんなに少なくて大丈夫なんだと驚きましたね。
やるかやらないかで言えば、絶対にやるべし!です。これからデメリットの話をしますが、「断捨離はメリットが大きい」この結論は変わりません。
断捨離の落とし穴、仕事のモチベーション
「物を捨てる行為」と「仕事のやる気」、一見関係ないようにみえる要素ですが、実はつながっています。
- 断捨離で物が減る
- 本当に必要な物がわかってくる
- 物欲が減る
- 本当に必要な物しか買わなくなる
- 出費が減る
- 資産が増える
ここまではいいこと尽くしです。問題は「資産が増える」の次です。
お金の余裕が増えると、「別に仕事でそこまで努力する必要なくない?」という省エネモードのスイッチが入ります。
お金と心の余裕ができ、よく言えば「焦りが減る」、悪く言うと「必死さがなくなる」。そこまで必死にならなくてもいいんじゃないのかな?と仕事への向き合い方に変化が出始めます。
自分にとっての仕事の定義を見直す
自分は仕事に何を求めるのか?
「仕事との距離感」という新たな悩みがうまれたからといって、断捨離にトライしたことが悪いわけではありません。住環境が整い、お金・心の余裕がうまれ、いままでフタをしていた既存の課題に取り組めるようになった、というのが正しい認識です。
では、どうするのか。
断捨離で少しでも「お金と心の余裕」が手に入れば、仕事の定義を変える選択肢が手に入ります。
来月・再来月の生活費の確保に必死だった仕事も、無理しなくてよくなったのですから、リスクを負って別の仕事に挑戦するでもいいですし、生活費の確保と割り切るのもよいと思います。
「静かな退職」という選択
私は、「仕事とは、必要最低限の生活費を稼ぐ道具」と定義しました。
仕事で自己実現もしませんし、世界を変える気もありません。必要なタスクを最低限のクオリティで出す「超省エネモード」です。やりがいは仕事以外で見つければOKと割り切りました。
努力も成果もフィードバック(評価)されない、頑張ったら損をする日本企業では「静かな退職」という考えは選択肢の一つとしておすすめです。
断捨離で仕事のモチベーションが下がって悩んでいましたが、「下がってOK~、省エネ最高!いつでも仕事辞められます~。あ、定時なのでスタバでフラペチーノ♪」という強気な姿勢に変わり、気が楽になりましたよ。
スティーブ・ジョブズがいなくなってもApple Inc.は収益を増やし続けています。職場の代わりなんていくらでもいます。でも、自分の心と身体は世界で一つです。壊したら終わりです。
さくら 咲くサク フラペチーノでも飲んで気楽にいきましょう。
まとめ
断捨離のデメリットとして「仕事のモチベーションが低下すること」と、そのメカニズムと対処方法をまとめてみました。
心は一度壊れると元には戻りません。余裕がうまれた分、仕事のペースを抑えるという選択は悪くないと思います。
24時間働くような時代ではありません。自分にとって納得のいく仕事の定義の見直しに、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
by あきちゃんぬ.