最近、日常生活のさまざまな「選択」をなくすように工夫しています。この、『選択しないという選択』ですが、非常にメリットのある行動だと気付きました。考察した結果を共有します。
目次
選択しないという選択
このサイトは、「より楽に生きる」を目指して、さまざまなことに挑戦し、その過程や結果を記載しています。
「選択」という行為で、気付いたことを1行でまとめると以下になります。
一般的には、自分が取れる選択肢が多い方が幸福度の向上につながります。では、なぜ逆の行動が幸せに感じるようになったのか、その背景を考えてみます。
時代の変化と価値観の多様化
選択肢が多い=入手できる可能性があがる
選択肢が多い方が、自分にあった物を選ぶことができます。
例えば、テレビを買いに行ったとします。A、Bの二つのお店があります。
欲しい商品が手に入るのはどちらでしょうか?当然、お店Bです。
Aのお店は、選択肢は「買う」「買わない」しかありません。しかし、Bのお店なら、「買う」という中にも沢山の選択肢が生まれ、自分の予算や好みに合う一台を手に入れることができます。
当たり前ですが、選択肢が多い方が、自分にあったものを手に入れることができ、幸福度の向上に寄与します。
時代の変化で増えた「物」と「機会」
多い方がメリットのある選択肢が、なぜ少ない方がよいと感じるのか、それは「選択する物と機会の多さ」がマイナスに働いているからだと考えます。
表でまとめると、以下となります。
時代 | 選択する対象 | 選択肢 | 選択の影響 |
---|---|---|---|
過去 | 少ない | 少ない | 幸福度のUP、豊かさの象徴 |
現在 | 多い | 多い | 価値観の多様化、選択疲れ |
昭和の時代の「三種の神器」のように、全員が同じ商品を求めるなら、あとはカラーテレビ (Color television)・クーラー (Cooler)・自動車 (Car)の中から自分の予算にあった物を選べばいいだけです。
令和の時代は、情報・物があふれ、選択対象の「物」と選択する「機会」が多くなりました。
欲しいもの、必要なものを毎回全力で吟味していては時間が足りません。さらに、価値観がバラバラなので、価値基準があいまい。何を選べば正解なのかも不明な状態です。
幸福に寄与するはずの「選択肢」が「選択疲れ」につながっているのです。
商品を購入するときに、楽天レビューを見て、価格.comの評判を見て、と毎回必死に「正しい行動」を探していませんか?
選択疲れを回避する方法
- 興味のあるもの・ないものを整理する
- 興味のないものを固定する
- 興味のあるものに時間を使う
① 興味のあるもの・ないものを整理する
物を購入する際に毎回全力で「何がベストか」を考えていては疲れてしまいます。
そこで、私は、自分にとって興味があるもの・価値を感じるものと、そうでない物を整理し、優先順位を決めるようにしています。
自分の価値観が明確になるほど、選択するパワーを節約することができます。
② 興味のないものを固定する
「まぁ、これは興味が薄いなぁ」と感じるアイテムは、その物が持つ「機能の本質」を考え、自分にあった1品で固定します。
◆シャンプー
頭皮と髪の汚れを取れればOKと判断。コスパ最強のイオン・プライベートブランドの商品に固定しました。
◆リンス
使っていません。髪型をショートヘアーにしたので不要になりました。
◆髪型
清潔感があればOKと考え、ベリーショートヘアーに固定しました。
◆靴
歩きやすければOK。ナイキのジョギングシューズで固定です。会社も散歩もスーパーも、外出時はすべてこれ一足です。
◆時計
時間と健康状態がわかればOK。格安中華のスマートウォッチに固定しました。
③ 興味のあるものに時間を使う
私が一番興味があることは、「より楽に生きること」の探求です。
仕事を極力しない、人間関係で悩まない、ストレスをゼロに近づける生活を実現するにはどうすればよいのか?ここに時間をかけたいのです。
「生活を楽にするための、たくさんの選択肢」を時間をかけて吟味するためにも、興味のないものをバッサリ切ることが重要だと考えます。
固定できる物・行動を増やす
現時点で固定した物は、シャンプー、リンス、ボディソープ、髪型、服、時計とまだまだ少ないですが、「あ、これ固定できそうじゃない?」という気付きが増えてきました。
固定すると本当に生活が楽です。
シャンプーは買うタイミングだけ、髪も切るタイミングだけ考えればいい。シンプルです。断捨離で物をたくさん減らしてきましたが、これからは行動もシンプルにしていこうと思います。
まとめ
『選択しないという選択』が、なぜメリットのある行動なのかを考察しました。
Amazonで「シャンプー」というワードで検索すると20,000件もヒットします。1日1アイテム試すとして、55年かかります。全部試してみたいと思いますか?
物と情報があふれる現代では『選択をしないという選択』の方が、より生活が豊かになると感じました。日常生活から「悩む」というムダを省いて、より身軽な生活を目指します。
by あきちゃんぬ.