「時間ができたら考える」ではなく、少しだけ「今」考えてみませんか?FIREしたあとの生活を。
目次
仕事人間から仕事を引くとどうなるか
がむしゃらスタイルの終わり
自分は就職してから常に「仕事第一」で生活をしてきました。土日も仕事、家にいるときも少しでも隙間時間ができたら次のアイデアを模索する。ワークライフバランスなんて眼中にない!そんな古いスタイルの人間でした。
ただ最近は、年齢もアラフォーになり、また会社との温度差が大きくなるにつれ、このままでいいのかと疑問に思うことが増えてきました。
どんなにやる気に燃えるサラリーマンも、いつか「がむしゃらスタイル」をやめる時が来ると思います。違いはそのタイミングが早いか、遅いかの違いだけです。
休日に何をするのか
この間5連休(3連休+土日休)を取得したのですが、仕事がない時間は本当にヒマなんですね。そして、気づきました。
「あれ?自分はヒマな時間に何をすればいいのだ?」と。
たった5日ですら有意義に過ごせない。これでは将来会社を辞めても、ヒマな時間の使い方に苦労するに違いありません。これはまずいな、と。
そこで、今回は「ヒマな時間に何をするか」を真剣に考えてみたいと思います。
趣味なし・目標なし・生きがいなし
空っぽの自分を自覚する
仕事以外で何か「目標」のようなものもありませんし、「生きがい(?)」もありません。仕事で時間を埋めてきたので「趣味」もありません。本当に仕事人間から仕事を引くと、空っぽの人間ができあがります。
まずはこの「空っぽの自分」を自覚すること。ここがスタートです。
今から考えるべき理由
ヒマな時間をどう仕事以外で埋めるかは、ヒマでない今から考えなければいけない問題です。
と言うのも、FIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的自立と早期リタイア)して時間ができたら新しい趣味を始めよう。釣りをしよう、バイクに乗ろう。あれ、ウソだと思うのですよね。
50代、60代になり気力も体力もなくなってから新しいことを始めるのは相当苦労するはずです。特に自分のような趣味がない人間がいきなり趣味をと言っても、何から手を付ければいいかわかりません。趣味探しで疲れ果てそうです。結果、家で毎日テレビを見てすごす老人になる。この未来は避けたいです。
時間ができたら始めるのは趣味ではなく、時間がない中で時間を無理にでも作ってやるのが本当の趣味なんですよね。そこまで夢中になれる「何か」は、体力のある今のうちに探さなければいけません。
ヒマな時間を有意義にするポイント
① 必要な要素
具体的に何をするかを検討する前に、「ヒマな時間を過ごす外せない要素」を洗い出してみました。
- 好きなこと
- お金がかからないこと
- 一人でできること
- ストックされること
- 誰かの役に立つこと
当たり前ですが、好きでないことは続かないので、好きなこと・興味のあることを中心に考えます。お金がないと続かないのは精神的な負担も大きいのでNG。また、他人との調整はストレスになるのでパス。
できれば継続した結果、知識・技術が何らかの形でストックされると理想です。そしてその結果が誰かの何かの役に立つことができれば最高ですね。
② 避けるべき過ごし方
5連休の前半は、美味しいパスタ屋に行って、車洗って、ショッピングモールでお皿を買ってと、楽しい休日を過ごせたのですが、ある程度やることリストを解消すると、もう「買い物」「食事」で時間を埋めることが難しくなります。毎日外食するわけにもいきませんし、毎週ショッピングモールに通うのも非生産的というかつまらないというか・・。
「お金」で「時間」埋める行為は長期的には成立しません。消費行動で時間を埋めるのは避けます。
③ 自分軸で1つを極める
せっかく自由な時間ができたのなら、自分が本当にやりたいことをやってみるのがベスト。それは他人の目や評価を気にせずに、です。
- 自分の得意な分野 :windows95の時代から触れてきたパソコン、ガジェット
- 自分の興味のある分野:小さい頃から好きだった絵(デザイン)
- 自分のスタイル :毎日コツコツ継続系
自分の好きなこと、熱中できることを洗い出してみると、答えは学生の頃の自分の体験にある気がしてきました。小学校の時間割に「図画工作」があるだけで、その日はワクワクしていましたね。
④ 要素×生産的×自分軸=熱中できるもの
必要な要素をベースに、消費行動ではなく生産的な行動で、自分軸で何かを極める。
パソコンでwebデザインに挑戦する。技術やノウハウが自分に蓄積されていく。結果をブログで書けば誰かの役にも立つ。一例ですが、これくらいなら今からでもコツコツ始められそうですね。
まとめ
ヒマな時間に何をするか?FIRE後の生活を想像し、熱中できそうなものを探してみました。
- 自分はヒマを持て余す空っぽ人間だった
- 気力体力がある今から夢中になるものを探すべき
- 熱中したことを思い出し、今からトライを重ねる
買い物や食事以外でヒマな時間を過ごすことができない自分に気づき、ゾッとしました。自分が熱中できそうなこと、一人でコツコツとお金をかけずに続けられることを、今から始めてみようと思います。自分を知るよい機会になりました。