思い出も複利の力が効く?「DIE WITH ZERO」に学ぶ経験の大切さ

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久しぶりに地元の新潟に帰省してきました。家族や友人に久しぶりに再会でき、最高の時間を過ごすことができました。

と同時に「思い出」に効く複利の力を改めて感じたので、まとめてみようと思います。

「思い出も複利の力がある」とは何か

昔読んだ本のフレーズをふと思い出すことがあります。

「DIE WITH ZERO ~人生が豊かになりすぎる究極のルール~」という本に「思い出も複利の力がある」という一説がありました。

複利ってお金の話では?と思ってしまいますが、違うんです。思い出に対してです。シンプルですが面白い話なので、ざっくり説明しますね。

思い出に効く複利とは

  • 経験したことは記憶として蓄積される
  • 蓄積された記憶は思い出としてその出来事をもう一度体験できる
  • その経験を誰かに話す、ネタにする、絆を深めることができる
  • この追体験がまた新しい経験になる
  • 上記を繰り返すことで「複利」の力を最大限に享受できる

過去の経験は追体験として何度でも味わえるよ、さらに新しい経験もできるよという話です。

難しい話ではないですし、まぁそうだよねと思える内容ですよね。

「思い出」は追体験ができまた新しい経験を引き寄せる。この相乗効果が思い出の「複利」になります

その当時心に響かなかったのはなぜか

ただ、本を読んだときの正直な感想は「なんとなくわかる。でも、ダサい」でした。

ダサいと感じた理由

  • 変えることのできない過去に執着しているようにみえる
  • 高校時代の思い出をアラフォーになっても何度も話す姿はダサい
  • 経験を積むために借金をしろ、とあるが借金しなくても貴重な経験は積める

高校時代の全国大会の試合やセンター試験の結果をアラフォーになっても話すのは、そこが人生のピークのように見えてダサいなと思ってしまうんですよね。

でも、これ完全に私の勘違いでした・・。

心に響かなかった理由は、「思い出」にフォーカスをあてる行為が過去に執着するように思えてしまったため

久しぶりの帰省で感じた「思い出」を共有する大切さ

「思い出」は人とのつながりを強化する

先週、地元新潟に帰省してきました。お寿司を食べたり、花火をしたり、信濃川近くでお酒を飲んだり。

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「DIE WITH ZERO」にあった通り、思い出を友人と共有することで、その当時の経験を追体験することができましたし、中には何度も何度も話をしたネタまでありました。ネタもオチも同じなのに、不思議と盛り上がるんですよね。

大切な家族・友人と共有できる「思い出」があってよかったと心から思えた瞬間でした。

で、その時に思ったんですよ。あれ?「思い出」ってやっぱ超重要じゃん、て。そして「DIE WITH ZERO」の内容を勘違いしていたことに気づきました。

私が勘違いしていたこと

私が勘違いしていたこと

  • 「思い出を大切にする・共有すること」と「過去に執着すること」とは関係がない
  • ダサいのは昔話を赤の他人に話すから。当事者内ならダサくもうざくもない
  • 変えられない過去だからこそ、良い思い出をたくさん残すべき

ポイントは、未来志向です。

よい「思い出」を残すために、これから(未来)の行動を考えましょう、というのが「DIE WITH ZERO」のポイント。

決して過去に執着するという後ろ向きな考えではないんですよね。むしろ逆で経験を増やせ、そのために積極的に動けと言っているんです。

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センター試験の思い出を話すアラフォーがダサいのは、それしか思い出がないからと、共有する相手を間違っているから。

一緒にセンター試験を受けに行った友人との間なら話のネタとして盛り上がりますし、人生の岐路としていい思い出です。そしてその友人と新たな思い出を作るために、今できることをやればいいんです。

センター試験を受けたのならお互い大学に進学しているはずなので、どちらかのキャンパスに遊びに行く、一人暮らしのアパートで飲み明かす。センター試験の思い出で止めないで、そうやって思い出を増やしていけば完璧です。

良き「思い出」を残すために、これから(未来)の行動にフォーカスをあてる。未来志向こそ「DIE WITH ZERO」のポイント

「思い出の複利の力」を最大化するためにできること

「DIE WITH ZERO」にあった「思い出の複利の力」を実感したので、次はこの力を最大化するためにどうすればよいかを考えてみます。

「思い出の複利の力」を最大化する方法

  1. 家族・友人に積極的に会いに行く
  2. 写真に残す
  3. 新しいことをする

① 家族・友人に積極的に会いに行く

今回の帰省で良かった点は主体的に動いたことです。

自分から飲み会を提案し働きかけたことで久しぶりの飲み会が開催できました。思い出を共有する相手を増やせた点は大きいですね。

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② 写真に残す

思い出を鮮明に残すシンプルな方法が「写真」です。

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構図なんてどうでもいいんです。飲み会のときの友人の自然体の一瞬を写真に残すだけ。記憶はすぐに曖昧になりますが、写真があればその当時の思い出をリアルに共有することができます。

③ 新しいことをする

小さいことでいいので「新しいこと」を取り入れるよう心がけています。

この「違い」がまた新しい「思い出」になります。今回の高校メンバーとの飲み会では、信濃川沿いで食事ができる面白いお店をチョイスしました。

▶ リンク:新潟ミズベリング

川辺のウッドデッキで美味しい料理を堪能でき、まさに非日常な体験ができました。いつもと同じメンバーだからこそ、いつもと違うことにトライすることでマンネリ化が防げます。

やりたいこと・興味があることはどんどんやるべし!ですね。地元は本当に最高でした。

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「思い出の複利の力」の最大化のためには、共有できる思い出を増やす、共有する相手を増やす

まとめ

思い出にも複利の力が効くことをご紹介しました。

summarize

  • 「思い出」は追体験ができまた新しい経験を引き寄せる。この相乗効果が思い出の「複利」になる
  • 「思い出」は人とのつながりを強化する
  • 良き「思い出」を残すために、未来の行動にフォーカスをあてる
  • 複利の最大化には、共有できる思い出を増やす・共有する相手を増やす

死ぬときは誰もが「ありがとう」と「ごめんなさい」の2つの気持ちになるそうです。過去は変えられないからこそ、振り返りたくなる「いい思い出」でいっぱいにしたいですね。

さて、次の週末は誰とどんな「思い出」を作ろうかな?

by あきちゃんぬ.

▶ リンク:心の余裕を手に入れる

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