最近よくSNSで流れるのが「ミニマリストはオワコン」という説です。
コロナ禍でミニマリストの生き方は終わってしまったのか、検索トレンドから考えてみます。
目次
ミニマリストはオワコンか?
物を持たないミニマリストはコロナ禍でライフスタイルの弱点が露呈し、ブーム終了。「オワコン(終わっているコンテンツ)」になった
最近よくSNSで聞くワードですね、「ミニマリストはオワコン」です。
一時期とても話題になっていた「ミニマリスト」というライフスタイルですが、コロナ禍で物が少ない生活の弱点が指摘されるようになりました。マスクの着用義務も原則不要になった今、ミニマリストは本当にオワコンになったのか、検証してみたいと思います。
ミニマリストをグーグルトレンドで調べてみた
日本のトレンド
「ミニマリスト」というワードの検索トレンドを調べました。コロナ禍の影響も明確にするために、過去5年間の期間でまとめます。
「物が少ない生活はコロナ禍で破綻した。それで終わった」という説は、検索トレンドからすると当てはまりません。
緩やかに減少しつつも、ここ最近も一定の検索ボリュームを維持しています。
北米のトレンド
同様に「minimalist」というワードで調べました。こちらも過去5年間でまとめます。
若干の上下はあるものの、常に一定の検索ボリュームを維持しています。こちらも、コロナ禍の影響は確認できません。
トレンドからわかること
日本・北米ともに今も一定の検索ボリュームを確保していることがわかりました。また、「コロナ禍でミニマリストは終わった」という説を裏付けるエビデンスもありませんでした。
注目されていないというより、珍しいものではなくなり一般的なワードになったと言えるかもしれませんね。
ミニマリストは時代に合わないのか?
環境変化から考える
過去5年間の検索トレンドの調査結果から、今も「ミニマリスト」というワードが検索されていることがわかりました。
では次に、今の時代に合わないライフスタイルなのか、取り巻く環境から考えます。
医療費は年々増加し、サラリーマンの手取りがどんどん減っています。日本の技術力も生産性も、先進国で最低レベル。過去の栄光は遠い昔の話です。
国民負担率の推移
平均年収の推移
インドネシアやフィリピンはここ5年で東京を超える街並みに激変しており、私たちがアジア諸国に出稼ぎに行く未来が見えてきています。
環境変化に強いのはどちらか
ネガティブな環境変化が続くとして、それに対応できる生活は「多くの物を必要とする生活」と「少ない物で暮らせる生活」のどちらでしょうか?当然、身軽な後者です。
先が見えない状況では、「少ない物で暮らせる生活」は時代にあった生き方と言えます
身軽だからこそ方向転換もできますし、新しいことへのチャレンジもしやすいです。
ミニマリストはなぜ嫌われるのか?
トレンド検索やSNSのワード解析をして気になった点が1つあります。
「ミニマリスト」のライフスタイルは、SNSで良い印象を持たれていない
SNS(主にツイッター)のワードを解析し、ネガティブな意見をまとめました。
これ、シンプルに思想の過激化ですね。
「こんな価値観あるよ」ではじまったものが、賛同者が増えて「この価値観が正しい」と思うようになり、「この価値観こそ正義。周りもやるべきだ」と主張しだす。
しょせんは考え方。価値観なんて十人十色ですからね、自分にあった価値観だとしても、他人への過剰な押し付けは”ダメ絶対”です。
まとめ
ミニマリストはオワコンなのか、グーグルトレンドと取り巻く社会情勢から考えてみました。
SNSでは少し極端な事例が流れてきますが、少なき物で生活できる「ミニマリスト」というライフスタイルは、今の日本にピッタリだと改めて感じました。
やはり身軽は正義ですね。不要な物も考え方も捨てて、気軽にいきましょう。
by あきちゃんぬ.