過去に10回以上引っ越しを経験したからわかる、マンションの内覧時のチェックポイントをまとめました。みなさんとノウハウを共有できるとうれしいです。
目次
マンションの内覧は共用部をチェック!
中古マンションは実際に出来上がった物件を見ることができます。この内覧の際に、マンションの広告サイトや物件の部屋だけを見て、良い・悪いの判断は危険です。
マンション広告に光の柱が立っても、部屋がどれだけ広く綺麗でも、マンションの管理ができていないなら、満足のいく生活はできません。購入してから「イメージと違う」とならないよう、物件の内覧で必ずチェックすべきポイントを4つまとめました。ご紹介します。
共用部を見れば、マンションのレベルはわかります。
内覧時のチェックポイント
- ごみ捨て場
- 掲示板
- 共用スペース(廊下、エントランス)
- 居住者の様子
① ごみ捨て場
絶対に確認すべきポイントがここです。
ごみ捨て場(ゴミステーション)は、「住民のモラル」と「マンションの管理状態」が一番わかるところです
分別されていないゴミが置きっぱなしになっている、ゴミが散乱しているマンションは絶対にNGです。マンションのパンフレットがどれだけキラキラしていようが、ごみ捨て場が清潔に管理されていない物件は避けましょう。
② 掲示板
ゴミ捨て場の次に確認すべきポイントがこちらです。
住民用の「掲示板」です。居住者向けの連絡事項が記載されていますが、ここを見ればマンションの状態を一発で把握できます
例えば、マンションのトラブルです。トラブルの大半は「騒音」ですが、マンション内で騒音問題が起きている場合は、掲示板に張り紙がされているので、問題の有無を確認できます。
また、掲載されている連絡事項が高頻度で更新されているマンションはGOOD。今後のエレベーターや駐車場のメンテナンスの連絡などが張り出されているマンションは、管理がしっかり行き届いている証拠です。逆に1年前のモノがそのまま・・のマンションはNGですね。
③ 共用スペース(廊下、エントランス)
エントランスや共用廊下など、住人全員が使うエリアにゴミがないかを確認しましょう。
「掃除がしっかりしている」=「管理が行き届いているマンション」です
また、共用廊下に個人の私物を大量に置いてある物件は黄色信号です。
大きなダンボールがドア前に放置されているアパートを見たことがありますが、「虫が発生するから私物を片付けて欲しい」とクレームの紙が掲示板に張り出されていました。共有スペースにダンボールを出すような人は、周りのことを考えない人なので、そういう人は掲示板見ないんですけどね・・。そういうマンションはトラブルが多いので避けるのがベターです。
④ 居住者の様子
居住者の様子・雰囲気を一発で把握できる手段があります。ずはり「挨拶」です。
居住者とすれ違う際に「挨拶」ができるマンションは、ハズレがないです
挨拶しあう雰囲気になっているマンションは民度(この言葉はあまり使いたくありませんが)がとてもいいです。
そういうマンションはお互いのことを気に掛ける余裕がある方多いです。過去に住んだマンションでも、挨拶をしあえる住民が多いマンションは、積立金(滞納金)、子どものトラブル(1階で必ず遊ぶ)、騒音トラブルもやなり少なかったですね。
中古マンションは「後出しじゃんけん」ができる
マンションはその建物ごとに値段がある程度決まっています。同一マンションで各部屋の値段が大きく異なるケースはあまりありません。そして購入する方々もある程度似たような財務状況、似たような価値観の方が集まります。
中古マンションは「後出しじゃんけん」ができる物件の買い方です
中古マンションは、ある程度出来上がっているマンションコミュニティに後から加わる形になります。ですので、「上手く管理されているマンション」、「いい雰囲気のマンションコミュニティ」を見定めてから、後から参加することができます。そう、後出しじゃんけんです。
これは新築マンションにはできない中古マンションだけのメリットです。内覧で見るべきポイント4つで、管理状況と雰囲気をしっかりチェックしましょう。
まとめ
中古マンションの内覧をするときにチェックすべきポイントをまとめました。
- ポイント:ごみ捨て場・掲示板・共用スペース・居住者の様子
- マンション管理のレベルが一発でわかる
- 中古マンションは後出しじゃんけんができる
4つを見れば大体のマンションの雰囲気は確認できます。実際に現物を見ることができる点が中古マンションを購入するメリットの一つです。せっかく見れるなら隅々まで見ましょう。聞くことを遠慮してはダメです。納得するまで見ましょう、聞きましょう、確認しましょう。
さぁ、素敵な物件に会いに行きましょう!
ノウハウはこちら:中古マンション購入ノウハウ集