マンションの新築と中古の価格差は3,000万円、購入時は新築・中古両方を検討すべし

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中古マンションを購入した経験から、中古マンションのメリット・デメリットをお伝えしています。

今回は、マンション購入時は新築・中古の両方を検討した方がいい、という記事を実際のデータと共にまとめました。みなさんとノウハウを共有できるとうれしいです。

住宅は一生に一度の買い物

一軒家もマンションも、住宅の購入は一生に一度、一番大きな買い物です。本当にこの物件が自分にあったものなのか、もっといい物件があるのではないかと、誰しも不安になるものです。自信を持って「これだ!」と言える人は、そうそういないのではないでしょうか?購入時は不安が心の大部分を占めている場合が多いと思います。

それでも、せっかく買うわけですから、自分や家族が納得した上で購入したいですよね。

今回は、マンションの購入時の検討対象に、「中古マンション」も視野に入れた方がいい、というお話をしたいと思います。

新築マンションだけがマンションではありません。中古マンションはメリットたくさんです

中古マンションを視野に入れるべき理由

新築・中古それぞれに良いところがありますが、中古マンションを視野に入れた方がいい理由は以下の4つです。

  1. 新築マンションの価格の高騰
  2. 新築マンションの価格はこれからさらに上がる
  3. 新築と中古の価格差が3,000万円と大きい
  4. 外国は中古物件が「あたりまえ」

① 新築マンションの価格は高騰中

東京23区の過去5年間の平均価格の推移を調べました。以下のオレンジの線です。

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引用元:マンションエンジン https://www.manen.jp/market/13/01/0/

2016年の5,726万円から価格は常に右肩あがりで、2021年では8,158万円に到達しています。コロナ禍の不況はどこ吹く風、という状況です。

金利手数料なし、頭金なしのざっくり計算ですが、8,158万円は35年で単純に割ると、毎月19万円を住宅ローンで支払う計算になります。もちろん、ここに金利・マンション管理維持費・駐車場代が追加されます。すごい金額です。

新築マンションの値段は高騰中。オリンピックが終わっても落ちることはありませんでした

② 新築マンションの価格はさらに上がる

平均価格が8,000万円を超えた新築マンションですが、さらに値段が上がると予想されます。

東京23区の過去5年間の住宅供給数の推移が、以下の水色の棒グラフです。

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引用元:マンションエンジン https://www.manen.jp/market/13/01/0/

住宅供給数が2019年から大幅に減っていることが分かります(グラフの集計期間が2016年1月1日から2021年6月30日までのため、2021年は速報値)。さらに、2021年中ごろから、コロナ禍後の世界的な住宅需要により、住宅資材の大幅な不足・材料費価格の高騰も予想されています。すでに木材が不足しており、「ウッドショック」という言葉でニュースに出始めています。

毎月20万円近くの出費を35年間払い続ける経済的余裕があればいいのですが、余裕のない状況でのこの金額のフルローンは大きなリスクになりえます。

新築マンションの値段はこれからも上がると予想されます。値段が落ちる兆しはありません

③ 新築と中古の価格差は3,000万円

次は、新築マンションと中古マンションの値段の差を調べてみました。

先ほどとは引用元が異なりますが、新築・中古それぞれの値段は以下の通りです。

東京都23区の新築マンションの平均価格は、2019年で約7,638万円です。

東京都23区の中古マンションの平均価格は、2019年で約4,581万円です。

引用元:https://www.haseko-sumai.com/kurashi/archive/detail_313.html

新築マンションと中古マンションの差額は、3,057万円です。

また、価格の変動量ですが、2018年と2019年の新築マンションの平均価格の差が約500万円と、大幅に増加していますが、中古マンションの平均価格の差は約102万円となっており、中古マンションの方が変動幅は比較的に小さいこともわかります。

4,581万円なら35年で単純に割ると、毎月11万円を支払う計算と非常に現実的な値になります。もちろん、金利・マンションの維持費などが追加されますが、それでも新築マンションと中古マンションとの値段開きは非常に大きいです。

中古マンションを選べば、3000万円も出費が浮きます。これは大きな額です

④ 外国は中古物件が「あたりまえ」

日本以外も見てみましょう。主要各国の新築物件と中古物件の割合を調べてみました。以下の通りです。

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[出典]日本:住宅・土地統計調査(総務省)、住宅着工統計(国土交通省)/米国:Statistical Abstract of the U.S./英国:コミュニティ、地方政府省ホームページ(既存住宅流通戸数はイングランドおよびウェールズのみ)/フランス:運輸、設備、観光、海洋省ホームページ/https://gentosha-go.com/articles/-/1155

日本は新築物件が圧倒的に多く、中古物件は10%程度でした。しかし、アメリカでは中古物件の割合が約80%、イギリスは約90%と、中古物件の購入者が多数派になっています。

日本の場合は、「せっかく家を買うなら新築でしょ」「なんとなく新しい物を」と、新築物件だけを視野に入れて検討される方が多いのではないでしょうか?私の会社の同僚も、ほとんどが新築物件だけを検討対象にして、そのまま購入していました。

本当に新築でなければいませんか?中古マンションを一度検討してみませんか?

新築中古両方を視野に入れよう

「一軒家がいいか、マンションがいいか」という問いは、一生結論はでません。なぜなら、それは個人の価値観で決めるものだからです。

「新築がいいか、中古がいいか」も、個人の価値観です。

ただ、最初から新築物件のみ(逆に中古物件のみ)に絞って、物件探しをするのは少しもったいないです。沢山の選択肢の中から「マイベスト」を選ぶためにも、新築・中古両方を視野に入れてみてはいかがでしょうか?検索するだけならタダですし、物件検索は案外楽しいものですしね。

まとめ

マンション購入時は、新築・中古マンションの両方を検討対象に入れた方がいい理由を4つ、ご紹介しました。

  • 新築マンションの価格は高騰中
  • 新築と中古の価格差は3,000万円
  • 外国は中古物件が「あたりまえ」

新築マンションと中古マンションの値段の差額が3,000万円もあります。

住宅は購入して終わりではありません。購入してからがスタートです。本当に自分に合う物件を見つけるため、最初から視野を狭くすることはせず、まずは新築・中古の両方を検索してみてください。

さぁ、素敵な物件に会いに行きましょう!

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