マンションを購入する前に絶対にやるべきこと、それは「物件の安全性を確認すること」です。ハザードマップと液状化マップの2点は必須!やり方をご紹介します。
マンションの「土地」情報を確認しよう
マンションのサイトやパンフレットにはキラキラした情報がたくさん掲載されています。美しいマンションのデザインに、住みやすそうな間取り、最新の設備。そのような見た目の要素も大切ですが、それと同じくらい重要な情報があります。
マンションの「土地」の安全性の情報は、最重要な項目です。
ここ数年、毎年のように想定を超える大雨・台風が発生しています。2019年には台風の影響で有名なタワーマンションの電気設備が浸水し、全棟停電という被害が起きました。水も電気も使えず生活すらできなくなってしまいました。
▶ リンク:「まるで陸の孤島」武蔵小杉タワマン浸水1年 再発防止へノウハウ共有
マンションなどの高層物件は水害には強いイメージがありましたが、台風や大雨の被害も想定する必要があることを認識させられたニュースでした。
「土地」の安全情報の確認の仕方
マンションの「土地」の情報は簡単に調べることができます。重要なポイントは以下の3つです。
- ハザードマップ
- 液状化マップ
- 過去の浸水被害の状況
① ハザードマップ
まず、以下の国土交通省のハザードマップにアクセスしてください。
▶ リンク:https://disaportal.gsi.go.jp/
次に、市町村を指定し検索してください。洪水、津波、土砂災害などのマップを確認できます。
先ほど記載した通り、水害は戸建てだけの問題ではありません。マンションでも水害の影響は受けます。
地下駐車場がある場合は車への被害も想定されますし、1階にある電気設備がダメージを受けるとマンションの住人が負担する可能性が高いです。清掃費も管理費から出ますので、影響がないとは言えません。
② 液状化マップ
こちらも ① サイトでお住まいの市町村を検索し、そのリンクから各市町村のホームページに飛びますので、そこから確認できます。
埋立地や川の近くは特に注意が必要です。また、近所に川がなくても、浸水被害が受けやすいエリアを確認しておくことで、大雨時に近づかないなどの対応もできます。要確認です。
③ 過去の浸水被害の状況
過去に水害が発生していないかもインターネットで検索しましょう。
過去にどのエリアで、どのような浸水被害があったのか、その対策(治水工事)が行われたのかも市町村のホームページで確認しましょう。
私の中古マンションの経験
私の購入した中古マンションの近くには川が流れており、20年前に少し近い場所で床上浸水被害があったことが確認できました。ただ、以下の理由から問題なしと判断しました。
- 川の両岸に治水工事が行われたこと
- 近くに大規模なポンプ設備が建設されたこと
- 万が一同様の大雨が起きても対応可能であること
- 20年間一度も浸水被害が出ていないこと
マンションの近くに小川がある土地でしたが、ハザードマップ、液状化マップとも問題なかったので安心して購入することができました。
まとめ
マンション購入時に必ず「土地」の情報を確認すべき理由と、具体的な調べ方をご紹介しました。
- 「土地」の安全性は絶対に確認するべき
- ハザードマップ、液状化マップ、浸水状況の確認を
- 市役所のホームページで確認できる
それぞれの安全性の確認は、とても簡単で時間もかかりません。必ずチェックすることをおすすめします。さぁ、素敵な物件に会いに行きましょう!
ノウハウはこちら:中古マンション購入ノウハウ集