久しぶりに地元に帰省してきました。家族や友人と再会する以外にもう一つの目的が「実家の断捨離」です。
物が捨てられない両親と一緒に断捨離を進めるコツを共有します。
目次
実家の断捨離にトライ
母親の体調がようやく安定し面会できるようになったので、久しぶりに帰省してきました。3日間という限られた日程ですが、できる限り実家をキレイにしてきました。
- 玄関
- キッチン
- 廊下
- エアコン
① 玄関
まず玄関です。必ず出入りする玄関が物であふれていると、家に入るだけでテンションが下がるんですよね。
靴棚にあるものを全部出す、靴棚を掃除する、両親と3人で本当に使う靴や傘を選んで元に戻します。
2時間かけてスッキリとした玄関になりました!
② キッチン
次は母親のリクエストのキッチンです。
大物の家具や家電は自分で片付けたあとだったので、キッチンの引き出しを整理します。やり方は一緒、物を全部出す、必要な物と捨てる物を分ける、必要な物だけ戻すです。
「自分だったらもっと捨てるけどなぁ」なんてことは絶対に言いません。あくまで母親の基準で物を減らします。
③ 廊下
廊下に置かれていたダンボールの中身を見て、本来の場所に移動します。トイレットペーパーはトイレの棚へ、写真やアルバムは1階の和室の押し入れへ片付けます。
最後に掃除機をかけてフィニッシュ。余白も増えてスッキリ~
④ エアコン
何かすごい音がするなぁと思いチェックしたら、やはりホコリがつまっていましたね。
身体を動かす必要がある場所こそ、自分が掃除をするチャンス!フィルターも綺麗になり、エアコンの効きもよくなりました。
最後に、大量に出たゴミを分別し小屋に入れます。背の高さまでゴミでいっぱいに。3日間でここまで綺麗になれば大満足です。やってよかったですね。
物が捨てられない両親とどう物の処分を進めるか
父も母もとにかく物を捨てません。
「もったいない、まだ使える、何かに使える、いつか使う」のオンパレード。当日その場で何を捨てるか話し合ってもケンカになるだけです。
そこで、以下の4つのステップでスムーズに物が処分できるよう工夫しました。
- 捨てたい物をヒアリングする
- 写真を送ってもらう
- 子どもが残した物がないかを確認する
- 当日は作業するだけ
① 捨てたい物をヒアリングする
まず、両親がやりたいことを最優先で聞きます。
一方的に私の価値観で実家の物を処分しても、住んでいる本人が納得していなければ意味がないですからね。捨てたいけど捨てられない物がないか、もっと綺麗にしたい場所はないか何度も確認しました。
- 捨てたい物・・・カラーボックス、子どものおもちゃ
- 捨て方がわからなくて困っている物・・・モバイルバッテリー、ノートパソコン
- 綺麗にしたい場所・・・玄関、キッチン、ガレージ
② 写真を送ってもらう
捨てたい物、綺麗にしたい場所の写真をLINEで送ってもらいます。
言葉だけだとイメージがわかないので、綺麗にしたい場所の現状を写真に撮ってもらいます。家具や家電の移動が必要なのか、引き出し掃除だけで終わるのか作業のイメージできます。
(※下の写真は断捨離「後」です)
③ 子どもが残した物がないかを確認する
実家に自分や兄弟が残した物って意外とあるんですよ。
母親とのLINEで「これは私の物じゃないの。娘の物だからわからないの」という返信が多いことに気付きました。そんなのある?と思ったら、出てくるんです大量に。
- アルバム、賞状、図画工作の作品
- ゲーム機本体、ゲームソフト
- 漫画、雑誌、フィギュア
これは子ども同士で処分の仕方を決めればいいので、決めた結果だけ両親に連絡しました。
④ 当日は作業するだけ
帰省した3日間は事前に決めた断捨離を「作業するだけ」にしました。
この「事前調整」と「実行」を分ける工夫は、実家が遠い方にとてもおすすめの方法です。その場で「調整」から始めると、それだけで3日過ぎそうですしね・・。
絶対に断捨離しない物
両親が大切にしている物や趣味の物には手を出さないと最初から決めていました。
父の車グッズ・ラジコン飛行機・熱帯魚、母の料理道具・手芸・陶芸の関連アイテムは最初から断捨離しないと決めていました。価値観の違いからうまれる争いは解決しないので最初から除外します。
「両親のリクエストに応えるかたちで一緒に部屋を綺麗にする」というスタンスが一番うまくいきますからね。
実家の断捨離は早く始めた方がいい
実家の断捨離は早く始めた方が絶対にいいです。両親の体力と気力があるうちに断捨離しましょう
60歳を超えると体力と気力が大幅に減ります。
毎年フルマラソンに参加するほど2人ともスポーツ好きだったのに、体力がすごく落ちていました。体力の低下が進行する前に、家の物を減らさないと取り返しのつかないことになります。
嬉しいことに両親から物が減った部屋を非常に快適だと言ってくれました。また、その後も、父親は本棚を捨てたり、母親は洗面台の物を減らしたりと、断捨離の連絡が来ました。
頭ごなしに「物を減らせ!物を捨てろ!」と言うのではなく、親と一緒に片付ける、減らす姿勢が大切だと改めて実感しました。コロナ禍で帰れなかった分、これからは頻度を上げて実家に帰り、断捨離を一緒に進めます。
まとめ
実家の断捨離をしてわかった「うまく進めるコツ」と「早く始めた方がいい理由」をまとめました。
- 実家の断捨離にトライ。玄関、キッチン、廊下をキレイにした
- 「事前調整」と「作業」を分けることで当日は作業に集中できる
- 子どもが残した物は以外と多いので注意すべし
- 体力と気力があるうちに断捨離すること
両親も断捨離をしたくないのではなくて、上手なやり方がわからない、捨てていいか判断できず困っていた物が多かったです。
体力と気力があるうちに少しずつでも実家の物を減らしてスッキリさせます!身軽になるぞ。
by あきちゃんぬ.