ザ汚部屋。久しぶりに帰った実家は、廊下までダンボールが山積みになっていました。なぜ物があふれかえってしまったのか、どう物を片付けていくべきか新幹線に乗りながら考えてみます。
目次
努力する方向を間違える
コロナ禍の影響で数年ぶりに帰省した実家は、いままで以上に物があふれていました・・。
こんな物だらけの家ですが、母親が言うには「徹底的に掃除をした。一か月かけて片付けを頑張った」とのこと。たしかにダンボールは綺麗に積んでありましたよ。えぇ。
正しい考え・間違った考え
不要な物は片付けない。捨てるべし
実家が片付かない理由は、努力する方向を間違えたからです。具体的には、以下の考えになってしまったことが要因です。
大切な物 | 不要な物 | |
---|---|---|
正しい | 保管する | 捨てる |
間違い | 保管する (できずにあふれる) | 保管する |
「不要な物」は捨てるしかないんですが、それを収納スペースに保管してしまうため、「大切な物」が収納できない状況になってしまっています。
物が片付かない負のスパイラル
「不要な物」を捨てないとどうなるのか、さらに具体化してみます。
- 不要な物を捨てずに収納スペースに保管する
- 収納スペースがいっぱいになる
- 大切な物があふれる
- 収納スペースをつくる
- 捨てるチャンスをなくす
- 物が増える
- ①に戻る
増える一方の物と収納スペース。
ステップ①でミスをすると、負のスパイラルにはまります。まさに蟻地獄ですね。
なぜ物をため込むのか?
庭に収納庫まで作って、なぜ物をため込むのか、両親の回答を集約すると以下の4つです。
最初の3つは言い訳で、本音は4つめですね。
言い換えると、「手放すことに対する恐怖心」と、「手放すメリットの無理解」です。
壊れたCDラジカセも「捨てない!」と豪語するので、手放す恐怖心が一番大きいのだと思います。
実家の片付けをどう進めていくか
「不要な物」を捨てないという判断ミスをしていること、その裏には「手放す」という行為に恐怖心があることがわかりました。
ここから戦略と戦術を組みます。
戦略と戦術
方針 | 詳細 |
---|---|
戦略 | 手放すメリットの提示と共感を得る (体感してもらう) |
戦術 | ・メルカリによる金銭的価値の創出 ・手放す優先順位の工夫による執着心の抑え込み |
手放すメリットを知ってもらう
手放すことが恐怖でしかないので、「物を捨てろ!」「断捨離しろ!」と言っても聞く耳持たずです。理詰めではなく、恐怖を超えるメリットを共有するしかないと考えました。
実感しやすいメリットがお金です。
不要品がお金になって返ってくれば、捨てるハードルが下がります。ここは「メルカリ」を使います。
また、保管している物でも「これは絶対必要」という物と、「まぁ捨ててもいいかな」という物とあり、温度差がありました。
まずは、手放して良さそうなゴルフ道具、音楽機器から始めることで、心のハードルを下げます。
手放しても大丈夫という安心感
物を捨ててから時間が経てば、「捨てても大丈夫だった」と思ってもらえるはずです。また、メルカリでお金が手に入れば、「必要になったらそのとき買えばいいじゃん」という言い訳も使えます。
少しでも手放す恐怖心を減らし、「大切な物を保管する」「不要な物を捨てる」という理想に近づけていきます。
まとめ
物があふれる実家をどう整理していくか、要因を探り、戦略を立ててみました。
「手放す恐怖」はとてもわかります。自分もメルカリを知るまでは手放すことができず、部屋が物であふれていました。
一か月も片付けを頑張ったパワーがあるので、手放すメリットが共有できれば、片付けも加速するかもと少し期待しています。まずは、実家から持ち帰った音楽機器をメルカリに出品してみます。
by あきちゃんぬ.