いつも見ているスマートフォンの中身、断捨離していますか?消さないと「デジタル遺品」となり面倒なことなります。定期的に断捨離しましょう。
目次
断捨離は「お部屋の片づけ」ではない
デジタルデータも断捨離しよう
「断捨離」と聞くと、部屋の中にあるモノを処分するイメージがありますよね?物理的にモノを減らすことでお部屋が広く、綺麗になる。それはとてもいいことなのですが、物理的なモノ以外にも断捨離できるモノがあります。それが「デジタルデータ」です。
「デジタルデータ」は「デジタル遺品」に
毎日使っているそのスマートフォンの中身には沢山の個人情報が入っています。
いつ、どこで、誰と、何をしたのか。写真・音楽・動画などの趣味のデータだけでなく、金融機関の専用アプリ、LINEなどの連絡ツールなど、自分でしか「必要」「不要」と判断できない大量のデータが保存されています。しかもIDやパスワードは本人しかわからないので削除すらできないことも・・。
このデジタルデータですが、自分が死んだら「デジタル遺品」として残ります。そして残された遺族にとってトラブルのもとに発展してしまいます。こうならないために、スマホの中身の断捨離を今すぐ始める必要があります。
デジタル遺品とは 持ち主が亡くなり、遺品となったデジタル機器に保存されたデータ、インターネット上の登録情報などのこと。 SNSのアカウント、知人や友人の連絡先、日記や予定表、ネットショッピングの利用履歴やクレジットカード情報、ネットバンクの情報、IDやパスワードなど、その種類は多岐にわたる。
大塚商会
自分の死後、デジタルデータを消したい人は7割
終活調査結果より
この「デジタル遺品」ですが、自分の死後に削除したい人の割合は非常に多いです。
楽天インサイト(株)の「終活に関する調査」によると、『「終活」で「パソコンやスマートフォンなどのデータ整理」の意向は約4割。自身の死後、メッセージアプリやSNSの投稿を「すべて削除したい」は約7割。』だそうです。
自身の死後、「デジタル遺品」であるメッセージアプリやSNSの投稿を遺したいか・削除したいかを各サービスごとに聞いたところ、提示したサービスすべてで「すべて削除したい」が約7割でトップとなった。中でも、「すべて削除したい」では「Twitterの投稿」(76.4%)と「TikTokの投稿」(76.7%)が7割半ばで、「LINEなどのメッセージアプリの投稿(メッセージ・タイムラインなど)」(68.2%)や「Instagramの投稿」(67.5%)と比べて8ポイント以上高かった。
楽天インサイト
自分でしか必要性を判断できないデータを事前に処分することで、残された家族への負担や迷惑を回避することができます。ただ、このデータと言うものが厄介で、データは放っておくとどんどん増えいきます。物理的に場所を取らないので、毎日増やしても危機意識が芽生えず、大量のデータがスマホの中身に眠ることになります。
その1万枚もの画像データ、見直す気力ありますか?
デジタルデータを、意識的に定期的に断捨離をしなければいけない理由がここにあります。
デジタルデータを断捨離した
断捨離したもの
さっそくスマホのデータを処分していきます。以下のものを処分しました。
■ 画像データ
どこかで食べたラーメンの写真に、インテリアの見本にしようと保存した部屋の写真を大量に処分。毎回構図がほぼ同じ写真が5枚程度連続で撮影していますが、2枚以上ある写真は処分です。こんなに似たような画像はいりません。4,200枚のデータを削除しました。
■ アプリ
大昔にダウンロードしたアプリも使っていないのなら削除します。
Google Earth、駅すぱあと、クックパッドは1年以上使っていないので削除。tenki.jp、Google翻訳、Runkeeperは他のアプリで代用できるので削除。
■ 受信メール
対応が不要となった既読メールを全て削除。重要なメールのみ「専用フォルダ」を作成し、そちらに移動しました。600通のメールを削除しました。
定期的な見直しが必要
データを全て見直して削除するまでに2時間かかりました。いや、大変でした。全部削除しようとも思ったのですが、どうしても消すことのできない大切な写真もあり、選別するのに苦労しました。いやぁ、しんどかった。
まとめ
スマートフォンの中身のデジタルデータを断捨離しました。
- デジタルデータは死後、「デジタル遺品」として残る
- デジタルデータを消したい人は7割以上に
- 画像データ・アプリ・受信メールを削除した
このまま自分が死んでしまうと「デジタル遺品」となり残された家族に迷惑がかかります。膨大な画像データやアプリを削除することができ、スマホも私もスッキリです。
今見つめているそのスマホ。その中身のデータをそろそろ消していきませんか?